肩の凝りと冷え(埼玉県川口市 30代 男性)
「肩の凝りと冷えの解消方法について教えてください。」と質問を受けました。
【質問内容】
私は普段パソコンをつかって仕事をしています。
また、
なので、肩凝りが酷くなりやすいのです。
首が凝って凝って仕方がなく、
パキッという音や、コリコリっという音がします。
また、
最近寒くなってきましたが、私は冷え症で、昔から手や足の先がひどく冷えます。
ですが最近は首と首のまわりまで酷く冷えるようになってしまいま
首が寒いと全身も寒く感じるので、
実際触ってみると、首の後ろから肩にかけて冷たくなっています。
これは、肩凝りと関連があるのでしょうか?
改善方法があったら教えていただきたいです。
【回答】
まず、同様の質問を直接受けた時は私も関節が鳴る原因ですが、関節の中の気泡が弾ける音と思われますと説明してきましたが、折角なので調べてみました。そうしたら下記のような記事が見つかりました。
『カナダ・アルバータ大学でリハビリ医学を教えるグレッグ・カウチャック博士の研究グループが2015年3月15日にオンライン・ジャーナル「PLOS ONE」上で発表した内容になります。「指ポキはよく知られている現象ですよね。関節を鳴らすことが好きで、癖になっている人もいます。しかし、どうして音が鳴るのか、本当のところ今までよく分かっていなかったのです」(カウチャック博士)
そもそも、関節がポキッと鳴る理由については、数十年前からさまざまな説が唱えられてきたという。1947年、英セント・トーマス病院の医師たちがこの謎に挑んだ時、彼らは被験者の指にヒモを括りつけて関節が鳴るまで引っ張り、それをX線写真に収めた。すると、関節に約7kgの力が加わり5mmほどの隙間ができた時に音が鳴ることが判明。また、一度鳴らした部位は、再び鳴らせるようになるまでに数十分が必要となることも分かった。医師たちは音が鳴る理由について、関節が急に引き離された結果、滑液(関節の動きを滑らかにしている粘性のある液体)の圧力が低下し、気泡のような空洞部分が形成されるためではないかと推測した。
それから24年後の1971年、英リーズ大学の研究者たちは、その仮説を検証しようと同様の実験を試みた。しかし彼らは、滑液に気泡が形成されることで音が鳴るのではなく、関節腔内にあった空気が素早く弾けることで音が鳴るのではないか、という別の答えに辿り着いてしまう。しかし結局、どちらの説も実証されたわけではなく、確実なことは分からずじまいとなっていたのだ。そして今回、カナダの研究グループが、長年の論争に決着をつけるべく現代のテクノロジーをもって謎に挑んだというわけだ。カウチャック博士たちは、地元の指圧師であるジェローム・フライヤー氏の協力を得て、彼の指を特注機器で引っ張る様子をMRIで撮影。ポキッと鳴った瞬間の関節内部で起きていることを、すべて映像として記録したのだ。
そこで判明したのは、関節が急激に引き離されると滑液の圧力が下がり、まるで炭酸飲料のようにガスの気泡が生じている事実だった。そして、下がった圧力を戻そうとする力によって、ある瞬間に滑液が一気に隙間へと流れ込み、ポキッという音を生じさせるとともに気泡が消えていたのだ。
今回のMRI撮影では、それ以外に音を生じさせそうな要素は確認されなかったとのこと。
また、博士が実証した「関節が鳴るメカニズム」は、1947年にロンドンの医師らが立てた仮説がおおむね正しかったことを示唆しているという。なお、この研究が一体何の役に立つのかという疑問について博士は、「その時々によって、関節を鳴らせたり、鳴らせなかったりすることがありますよね。もしかしたら、関節の健康度を計るために使えるかもしれませんよ。新しい視点というわけです」と語っている。いずれにしても、またひとつ人体の謎が解明したことは紛れもない事実。次は、関節を鳴らすことの身体への影響や効果について、ぜひとも調査していただきたいものだ。』
なので人体への影響の良し悪しは現時点では分からないということになりますが、首を鳴らしていたら寝違えのようになって首を動かすのが辛くなってしまったと大山整体院に来院される方もいらっしゃいますので、時には悪い影響を及ぼすことはあるということになるでしょう。
運動も苦手ということになりますと冷え性と慢性肩こりの自己改善策としてはホカロンを当てたりして温めるくらいでしょうか。
根本的な改善をしたいのであればある程度の骨格矯正と姿勢改善が必要となります。